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脳内補完のキャラを時の彼方へ葬る&還して弔うライナーツノート(言い訳)です。
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書いてて恥ずかしかったのがこの人たち。
幼い頃ならともかく、決別前のジョシュアは20代前半。
自分と同じもしく弟ぐらいの年代の男性が「婆ちゃん」と
しょっちゅう言ってたら、ちょっと……とツッコミの1つや
2つ入れたくなります、が!

ワイドを出て、名前をシャルロットからシャルティエに改名した
祖母のシャルにとって、シャルンホルストに移住してからは
ジョシュアをギュスターヴの孫としてでなく、ジョシュアという
1人の人間として育てる事が、彼女自身の生き甲斐であり
生きる意味であり、目的になっています。後にも先にもこれです。
シャルティエにとって、ジョシュアは命よりも大事な孫で
もし彼女がジョシュアを失ってしまうと、彼女がシャルティエと
して生きる意味がなくなってしまいます。
 彼女の無意識の部分には『彼を育てるためにワイドを捨てた』と
いう考えが無きにしもあらずで、ジョシュアを失わないように、
例えば彼に嫌われないように、捨てられないようにと思い、
常にそばにいる育て方、甘やかせて育ててしまった傾向が強いです。
なのにジョシュアが祖母に依存しても、甘えん坊のワガママな人に
育たないで来れたのは、小姑のように口うるさいナルセスの存在が
大きいと思います。

 ジョシュアは物心をついた頃に既に両親はなく、家族としてずっと
共にいてくれたのは祖母のシャルだけで、その愛情を一身に受けて
育って来たので彼にとっての母であり父である人物が祖母のシャルです。
 ナルセスは時々来る口うるさいオジさん程度に考えていますが
彼が甘えん坊のワガママな人物にならなかったのは、シメるところは
きっちりとシメて甘やかさないナルセスの影響がかなりあります。
 自分の出生の秘密を知った後は祖母が自分を捨てて、かつての祖国に
戻ってしまうのではないか、何かあったら自分は捨てられてしまうのでは
ないか……その恐怖心は心の奥底に在り続けました。

その証拠がエッグを拾い、シャルンホルストへ戻った時の話。
シャルの元へナルセスがロベルト、グスタフ、そして双子の子どもたちを
連れてやって来た時、エッグの束縛に捕われているハズなのにジョシュアは
激しく動揺し、エッグは思うように体を操れなかった。
 こうなってしまった自分はもう祖母と一緒にいる事が出来ないと
ジョシュア自身が分かっていたものの、現れた祖母の血縁者の出現
祖母が『自分を置いて』血縁者の元へ帰るという現実を突きつけられ
心の奥底に燻っていた恐怖が現実になった事に対する動揺と戸惑いが
奪われたと言えど、物心つく前から抱きしめ、手を引いてくれたと
肉体に刻まれていた記憶がブレーキをかけた為です。

シャルティエとジョシュア、互いに互いがそばに存在する事で自分の
存在意義を見いだすと同時にそれに固執していました。

本編ではカットしましたがワイドに戻ってから、世を去るまでシャルは
毎日、ジョシュアの行方を憂いていました。しかし、シャルロット
(2世)にあまり詳しくジョシュアの事を話さなかったのは
2人がエッグを持つ者、破壊する宿命の者と相容れぬ存在であると
同時に実の子どもたちを捨てて育ててしまった事に対する
意地だったのかも知れません。
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