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脳内補完のキャラを時の彼方へ葬る&還して弔うライナーツノート(言い訳)です。
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カンタールの5番目の娘で母はカンタールの最初の正妻。取っ替え引っ替えの女性と関係を持ち、異母弟・妹を増やす父に「いくら人が良いとは言え、なんて不誠実な人だろう!」と不満を抱く。父から領地を得ていたが、それが逆にそう遠くない未来に起こるであろう父の死後の骨肉の後継者争いの危険性をアヤにひしひしと感じさせていた。

そんな折、病を患った父からワイド候の弟と見合いの話を聞き、立候補する。『ワイドとオートの友好的な関係を保つため』の政略結婚であったものの、ワイドへ嫁ぎ、アベルと結ばれ、長男・アーロンを出産。
その5年後に夫は賊の刃に倒れ、世を去ってしまうもアヤはそのまま息子と共にワイドで暮らし、生まれ故郷に戻る事はありませんでした。ロベリアとは実の姉妹のように仲が良く、互いに独り身となった後もワイド候であるネーベルスタンを共に支え続け、穏やかな空気の中で人生を全うしました。

「小説のアヤ」
アヤはオリキャラはオリキャラと結ばれるというお約束から生まれたオリジナルキャラクター。彼女に父・カンタールとの記憶は確かにあるのですが、遊んで貰った記憶よりも女性を取っ替え引っ掛えの父に嘆き悲しむ母の泣く姿の印象が強く、父に良い印象は抱いていないのでヌヴィエムとは正反対の考えを持っています。
またヌヴィエムが苦手というより嫌っています。唯一、父の死後、骨肉の争いに参戦しなかった妹ですが、その彼女もまた争いの火種を撒く存在。オート家は血と欲望に呪われているのではないかと自分の中に流れている血を呪う事も少なくはなかった。

そんな彼女を癒して、支えてくれたのがアベルで彼と結婚したのは1284年、既にその頃に父の病気の話は一族の間で有名になっており、水面下で兄弟やその母親たちの遺産相続などの争いが既に始まっており、ピリピリした雰囲気が漂っていた。その空気にうんざりしていたアヤは静かな場所で暮らしたいと人一倍強く願っており、そんな時にカンタールから「ワイド候の弟の嫁候補」の話を聞き、真っ先に立候補。『与えた領地を手放す事』というのが絶対条件だったが、彼女は骨肉の争いに巻き込まれる事も、命を落とす事も、まっぴらだった為、喜び勇んでワイドへ赴きました。

夫となる人は厳しそうな雰囲気を持つ人で最初は苦手意識を抱いてしまったものの、よく話してみると哀しみを背負った人で彼の兄や姉たちも皆、仲が良く、故郷のピリピリした空気とは違う穏やかな空気とギャップに愕然とするも「あなたを守りきれるか自信がない」と戸惑うアベルに対し「あなたが私を守ってくださる代わりにあなたの自信は私が守ります」と逆プロポーズで彼と結婚。
実の兄姉をのぞき、アベルが安心して心を開く事が出来たのはアヤでアヤ自身、アベルの事を理解したいと願っており、結婚した後、アベルはよく「アヤは芯のあるところが母に似ている」と褒めると「あなたの聖母に似てると言われる事はとても光栄」と笑顔で返しました。
夫が死してしまった後も「兄を支えるという夫の遺志は私が継ぎます」と夫の事を誰よりも理解し続けたいと願う彼女はアニマが体を離れるまでワイドに留まり、義兄を義姉と共に支え続ける……と、控えめで大人しいけれど芯の通った強い女性として描く事を心がけました。
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